花まる学習会の理念

将来「魅力的な人、そしてメシが食える大人」

20代の頃予備校で、大学受験を目指す高校生を指導している頃でした。どうしても伸びない子に、ある類型があることに気づきました。兄弟で言えばどちらかというと長子が多かったのですが、要領の良い弟妹との比較の中で保護者にダメ扱いされたり、いやなお稽古事を無理矢理やらされた記憶を持っている。指示すれば何でも素直にやるのだが「自分はこれがやりたい」という意欲・意志が感じられない。計算は早いのだが問題意識が低く、ちょっとした応用・考える問題になると思考が停止してしまう。これで彼らは、自立して生きていけるのかと不安を感じました。

その後幼稚園児から大学院生まで全ての学年の子どもを指導する経験を通じて、そのような学習への心理的な型の大半が、小学校低学年時代までに形成されるという確信を得ました。そこで'93年に、機械的な計算力指導をもって幼児の学習指導とうたう既存の塾へのアンチテーゼとして、思考力・国語力が中心で、学ぶ意欲を伸ばす低学年向け教室を開きました。これが現在の花まる学習会です。20数名で船出し、現在では在籍者は16,000名を超えました。

3年生までは、幼児の本質を見すえて、一斉で群れになるからこそやる気を引き出せる、暗唱・ゲーム性などを積極的に取り入れ「学ぶ楽しさ」を育むことに、また4年生以降は、じっくり考える本格的な思考問題を中心に、語彙などの知識ノート、できなかった問題をそのままにしないことを目的とした宿題ノートの作り方など、「学習の仕方」を身につけることに、それぞれ重点を置いて指導します。
  思考力・作文・文章題といった手のかかる分野こそを扱いながら、学ぶ楽しさ、考える面白さ、大自然の不思議を伝え、子どもたちがその喜びをバネに学習の良き習慣と正しい学習の仕方を身につけていくこと。それが花まる学習会の目指すことです。

花まる学習会代表 高濱 正伸

花まる学習会5のポイント