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できる子はリビング学習

遠慮して静かに過ごす必要もありません

たしかに私の経験から言っても、できる子はリビングで勉強しているケースが多いですね。自室の学習机でやる子のほうが少ないくらい。やっぱり勉強していて安心感があるんでしょう、お母さんが見てくれている感じを無意識に求めているんじゃないかな。もうひとつには、語彙や会話力が伸びやすいというのもあると思います。テレビを見ていたお父さんの口からふと漏れた言葉、それに対するお母さんの言葉など、会話の文脈から意味のわかった言葉って残りやすいんですよね。両親が言葉にしっかりしている、いい言語環境で育った子は、後からでもがんばったぶんだけ学力が伸びる、後伸びタイプになりやすい。だから、親が言葉の意味の違いにこだわったり、言葉の正しい意味を意識したりするのって、すごくいいんですよ。だからといって、「ちゃんと調べなさい」とか「手が動いてないよ」とか、親があれこれ干渉するのはNG。リビング学習は基本的に日常の延長、親はいつも通り過ごしていればいいでしょう。

学力アップのヒミツはノイズ

「学習環境として意識しすぎないことが大切。『リビングが伸びるんだから、しっかりここでやりなさい!』とか言うのって矛盾でしょ?」と、高濱先生

リビング学習っていうと、テレビがついていたり、家事でバタバタしていたり、ノイズの多い環境で大丈夫なのか、という疑問もあると思います。でも、脳科学者の茂木健一郎さんなんかもよく言っていますが、ノイズのなかで勉強したほうが集中力は上がるんです。「勉強は静かなところで」ってこだわりすぎると、逆に集中できないのを環境のせいにしたりするようになる。これって、できないやつの典型でしょ? だから、子どもにも「ノイズのなかで勉強できないと伸びないらしいよ」って言ってあげるといい。そうして、生活感のあるリビングでの学習に慣れていくと、勉強が日常になりますよね。歯を磨いたり、ご飯を食べたりするのと同じ感覚で、スッと勉強できるようになるんじゃないかな。とはいえ、リビング学習が絶対というわけじゃない。子どもが自分で学習机に向かおうとしているのなら、それはそれでいいと思います。勉強が習慣化しているということですから。

まとめ

親に見守られている安心感、集中力を高める適度なノイズなど、
リビング学習には学力アップにつながる要素があるようです。

子どもがなかなか宿題をやりたがらないときなどは、
リビングで始めるように勧めてみるといいのではないでしょうか。

 


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