花まる通信 『受験を支える、花まるで手に入れた「自信」』

『受験を支える、花まるで手に入れた「自信」』

-自習室にひとりの女の子がいた。スクールFCの中学受験科に通う女の子。疲れているのか、視線は宙を彷徨っている。手も動いていない。声をかけようか、それとももう少し様子をみようか。逡巡しているとき、女の子が両手にガッツポーズをつくり「よし!」と呟いた。言葉は違うけれど、花まると同じ「イェイ!」のポーズ。そこから彼女はまた走り出した。右手に鉛筆を、心にやる気を、持って-

 良い声。良い姿勢。良い鉛筆の持ち方。
 「できた!」「がんばれ!」「イェイ!」
 手を動かす。考える。自分の力で挑戦する。
 「先生、できたよ!」「僕もできた!」
 
 花まるの授業は、子どもにスポットライトがあたる授業。四字熟語、あさがお、サボテン、キューブキューブ、なぞぺ~…教材の数だけ、子どもたちが輝く機会がある。教材に富んでいる分、子どもたちが「自分が好きなもの」を見出しやすい。なぞぺ~が好き。たんぽぽが好き。サボテンが好き。あさがおが好き。自分が好きなもので子どもたちは頑張る。そして花まるの授業では、自分の頑張りが存分に認められる。スポットライトを浴びる。だからこそ、自信が生まれる。1つの頑張りが他のものにも繋がる。意欲が生まれる。そうすると、次第に子どもたちの言葉が変わってくる。「キューブキューブも好き」

そういった前向きな積み重ねが、子どもの自己肯定感を育む。「自分は大丈夫」という自信。何も欠けていない満月の自信。その自信が受験という世界において、欠かせない。

中学受験の大変さはよく語られる。小学校の内容を超えた算数。植木算、旅人算などをはじめとした特殊算。高校受験に値する理科、社会、そして国語。だからこそ、勉強に割かれる時間は多い。それは通塾日数だけではない。家庭での時間、自習室での時間、つまり授業以外で過ごす1人の時間をどう過ごすのか、どれだけ勉強と向き合うことができるかも肝要。その子の「心」に左右される時間こそが大切。だからこそ、自信が必要なのである。「無理かもしれない…」ではなくて、「自分は大丈夫」「やってみよう」と心を奮い立たせる力。冒頭の子がそうである。「よし!」とガッツポーズで自分を力づけた。花まるで培った「心」は、これだから、強い。
 
 花まるで育てた「自信」の特権は受験生のみに与えられたものではない。学年問わず日々の学習がそうであるが、特に受験勉強は初めて習うことばかり。ときには戸惑うこともある。けれども、手は止まらない。「やってみよう!」という勉強への前向きな気持ちがある。だから手が動く。手を動かす。困難の先に「解けた!」という悦びがあることをなぞぺ~で知っている。自分はどこまでも成長することをサボテンで知っている。声に出すことで覚えられるという経験を四字熟語やたんぽぽで知っている。宿題という約束をあさがおで知っている。想像しながら読んでいくおもしろさをさくらで知っている。×を○に変えることが勉強だということを花まる高学年コースで知っている。考え抜いたからこそ生まれる「そっかー!」という心からの納得感、自ら答えを導けたときの達成感をSなぞで知っている。そして、どの教材においても、頑張った分だけ認められることもまた、知っている。だから花まるで自信や、悦びを味わってきた子どもたちは、受験で、強い。