道場コラム 『道場での学習』

『道場での学習』 2017年8・9月

道場の学習で最も大切にしているのは、当事者意識です。学習は自分がどうするか、です。自分が得たものしか残りません。道場では生徒の自覚、自主性を常に問います。自分の課題に向き合うことができるか、が重要です。そして、学習の仕方を学びます。集中の仕方、暗記の仕方、授業の聞き方、ノートのとり方、音読、要約、計算等の学習の仕方。また自分で答え合わせをする意味など将来にわたって必要な学習の仕方を学びます。授業は真剣勝負です。授業時間内で、子どもたちがどれだけ集中できるか。私語禁止、聞く、書く、考える、いま何をやる時間なのかを明確にし、学習の“雛型”をつくります。授業が勝負です。道場は4年生から、花まる学習会での学びを継続し、さらに鍛錬することを目的にしています。学習者として、自立の一歩は自学できるかどうかです。目的に向かって集中する学習の姿勢は、正しい学習の習得を意味します。自ら課題を見出し、いつまでにやり遂げるのか、自覚ある学習が自学にあらわれます。
 道場は学習能力を高めるために鍛える場です。正しいフォーム(学習法)は聞いただけでは身につきません。訓練を重ねることで習得できます。自分一人で達する到達点を伸ばすことに鍛える意味があります。何よりも、子ども自身が自分の頭で考えることです。宿題を忘れました。ではどうすれば宿題を忘れないか。自分でその解決法を見出します。また自己責任のもと居残りをして自分で何とかする意識を植えつけていきます。鍛錬するのはやり抜く意志です。やり抜くことで自信がつきます。意志を必要としないのは、学習習慣です。当然やる、学習習慣が生活の一部に組み込まれて定着、継続してできるように繰り返します。時間を必要としますが、正しいやり方は本人が納得できるやり方です。自分が納得できるものでしか継続できません。
 すぐにできるものではありません。繰り返しが必要です。しかし正しい方向に向いていれば子どもは伸びます。できた喜び、達成感は学習意欲につながります。子どもは本来向上心を持っています。長い目でみることが大切です。伸びない子どもはいません。そのためには評価を変えることです。結果だけで判断するのではなく、意味のあることをやっているか、正しい方向を向いているか、その経過を評価することが重要です。
 本気で物事を考えているのか、自分の頭で考えようとしているのか、学びとろうとしているのか。聞いているだけ、学んだふり、形だけ学習なっていないか。学習は自分のもの、学ぶ主体は自分、自分の学習に正面から取り組む場として西郡学習道場はあります。学習の主体性は、生活の当事者意識から生まれます。

来年度は、スクールFC吉祥寺校の片岡教室長、本八幡の久保教室長の、道場への理解のもと、道場クラスを両校で開設します。西郡学習道場の理念をお伝えするべく、吉祥寺、本八幡をはじめ、各教室で、9月から私の講演会を開きます。親として、子どもの学習にどう向き合っていくか、本音で語ります。ぜひ、いらしてください。

西郡学習道場代表 西郡文啓