おたまじゃくし 『笑いを創り出す人に―遊びの中で力は伸びる』

『笑いを創り出す人に―遊びの中で力は伸びる』

 子どもたちは、楽しんでいるときこそが、伸びるときです。頭がフル回転して、やる気スイッチがオンになっている状態なのは、子どもたちがそれを遊びだと思っているときです。
 外遊びでも、ごっこ遊びでも、夢中になって遊んでいるときには「どうしたらもっと面白くなれるか」ということを発明する天才。「つまんない」と思ったときには、瞬時にルール自体を作り変えてしまう、発想力のかたまりとなっているのです。
 その躍動する瞬間を、いかに教室で創り出すのか。それが花まる授業のオリジナリティであり、子どもたちの遠い将来を見据えたときに、必要な力をつけてあげる大事な要素となっているのです。

 さてみなさんは、子どもたちに、どんな大人になっていてもらいたいでしょうか。

 我々の願いを一言で言うと、「自立してメシが食えること」に尽きますが、その上で、魅力的な大人って、どんな人でしょう。
社会は結局、人と人とのつながりでできています。「ああ、この人といっしょに仕事をしたい」「友だちでいたい」と思ってもらえる人こそが、「モテる人」なのでしょう。どんなシリアスな場面でも、発想の転換で笑わせることで、場の空気を一気に変えられる人。笑顔は人を呼び寄せ、人に力を与え、人を魅力的にする最高の魔法です。高学歴で、社会的地位があったとしても、心の淋しい人、笑わない人はたくさんいます。子どもたちにはぜひ、笑いを作り出せる側の人であってほしい、と思っています。そのためには、見守る我々が第一に、「彼らの10年先、20年先の未来を描く」ことが必要になってくるのです。

 日々の生活の中ではともすると、今目の前の「これができないこの子」にとらわれてしまいがちなのが、母親の母たる所以でもあるのですが、そこはお父さんが待ったをかけてもいいでしょう。高速道路で走る車の運転と一緒です。手元を見ているとハンドルがぶれるのです。遠くを見つめて運転できれば、上手に進んでいけるはず。彼ら自身が、自分の未来を軽やかにドライブしていける様子を、いつも描けるように。そして、いつも笑っていられるように。子どもたちが、笑顔で学習できるように。お母さん自身が笑っていられるように。
それが花まるの願いであり一貫した目標です。2013年もどうぞよろしくお願い致します。