花まる通信 『続けるすごさ』

『続けるすごさ』

サボテンでは、スタートする前に、「これまでの最高記録をテーブルの先生に報告してください」と伝えます。子どもたちは意気揚々とこれまでのページをめくり、講師に「2分12秒!」とか「49秒!」とか、報告していきます。「スタート!」教室が静まり返ります。鉛筆を走らせる音だけが響く3分間。
「そこまで!」まずは「最高記録が出た人?」と聞きます。
ただ、そのあとこう言います。「一番先生たちから表彰したい人がいます。1日1ページ、やってきた人?」
そうなのです。大事なのは続けること。朝ごはんの後必ず歯磨きをするように、当たり前にやってくること。

毎日続けることの効用。それは、
①当たり前になる。基本的なことから逃げない姿勢が身に付く(漢字練習と同じですね)。
②やり抜く力がつく…高学年からは「コツコツ型の勝利」努力がセンスを上回っていきます。
③単純に、毎日やるから「忘れない」。基礎演算処理が積みあがる。
もちろん、低学年時代はオタマジャクシ=ふりかえりができない時期ですから、上記のような目的を伝えたところで意味はありません。だからこそ、花まるの授業で、みんなの前で表彰をすることで、価値あることだということを伝えているのです。現場で見てきて確実に言えるのは、低学年時代までに1日1ページをあたりまえに、自分からやれるようになった子は、間違いなく4年生以降の骨っぽい勉強にスムーズに移行し、高学年時代に伸びていくということです。

とはいえ、大人でも、1日5分とはいえ、続けることってそう簡単ではありませんよね。言うほど甘くはないということです。実際、お母様からのお悩みで、「どうしても、宿題をためてやってしまうんです」という相談が絶えたことはありません。忙しい中でいつまでたってもやろうとしないわが子に、感情的になってしまうのもわかりますが、みんな同じことで悩んでいます。でも、子どもたちの将来を思えば、あきらめてはいけない。「時間がない」「宿題が多い」ではなく、いかにそこから時間をつくろうかという前向きな姿勢を養ってほしい。現場で伸びの違いを目の当たりにすると、より切実さをもってお伝えしたくなります。

おススメは「朝の10分早起き(学校に行く前に終えてしまう)」ですが、あるご家庭では、
・必ず17時から始める
・花まる+学校の宿題をセットにして所定のカゴに入れておき、終わったらどんどん戻していく。
・必ず終わったあとにほめる。続けていることのすごさを、絶えず言語化してあげる。
相当な事情がない限りこの方法で1日1ページを続けてこられました。この子は今6年生ですが、「宿題は必ずやるべきもの」という意識が徹底しています。先日などは、宿題の丸つけを1ページ欠かしてしまったことを私に報告してきたとき、顔がひきつって説明が説明にならないくらいでした。

小さい弟や妹がいる場合、お仕事をされている場合など、ご家庭で事情は異なるものです。
だからこそ、困ったときにはいつでもご相談ください。お話をしつつ、いろいろな事例をお伝えする中で、ベストな方法を一緒に見つけてゆければと思っています。共にがんばりましょう!