年中コース

ことば

この時期の子どもたちは知識を音声言語として獲得することが得意です。俳句や百人一首、ことわざ、四字熟語などの音読を中心に、日本語のリズム・言葉の美しさ・響きを味わう力を育みます。

数理

生活や遊びに根ざした「もの」を数える課題です。1から100まで順に唱えることができても、数の大きさをイメージできなければ、小学生以降の算数で大きな壁にぶつかります。ものを「1こ、2こ、3こ…」と手にとって数える基礎体験と、そこで培われる数の実感こそが、将来の確かな思考力の礎となります。

運筆

描きたい図や言葉をスラスラと書くことは、思考を進める第一歩です。はみ出してもOK。リズムを重視してなぞることで、紙上で鉛筆を思い通りに動かす力を育みます。

迷路

子どもの大好きな「迷路」は、図形認識力だけでなく、行ったり来たりぶつかったりと、手を動かしながらの試行錯誤を要します。この、頭と手を同時に動かす課題が思考力を鍛えるのに効果的であり、迷路が幼児学習における 「不朽の名作」である所以です。

Iキューブ

花まる学習会オリジナルの「Iキューブ」を使い、様々な図形を再現して立体や平面をイメージする力を鍛えます。ご家庭では、箱に何秒でしまえるかを「遊び」として盛り込んでいくととても良い初期訓練になります。

テキストを終えたら、ものそのものに触れて体験する思考実験に挑戦します。年中コースでは、「ものそのものに触れて、実体験を積み重ねること」が大きな目標です。この時期に必要なのは「楽しい！」「おもしろい！」「不思議！」という生きた感情のなかで、遊びを通して体験を積むこと。それこそが将来の思考力の土台を築きます。